詰まっているかを疑うケース
トイレが詰まってしまう生理現象である排便に支障がでてきてしまいます。また、日常生活にもすぐに用を足せなくなってしまうので支障をきたしてしまいます。トイレが使えなくなるのには原因があるものの突然起きてしまうケースも少なくい。「もしかして便器の水捌けが悪い？」と、そんなトイレ詰まりが疑われる症状について下記でご紹介しておきます。症状にはいろいろありますので疑いがみられる場合、すぐに対処することで悪化を防ぐことも可能です。
●排水が流れない
詰まりが疑われる代表的な症状は、水が流れないことです。水が流れていかない様子を見てトイレの詰まりに気付く人も多いでしょう。
タンクレバーを回すとタンク内の洗浄水が便器内に流れます。しかし、つまってしまうと、この便器内に流れた水が排水口に流れていきません。そして、便器内の水位上昇し便器から水があふれてしまうことになるのです。それ以外にもタンク内に何らかの不具合がある場合もあります。タンク内に問題生じていると流れる洗浄水の水量が少なくなることがあります。これも詰まりの要因になてしまいます。節水になるからといって、節水目的で水を入れたペットボトルをタンクに入れて水位を上げている人もいるかもしれませんが、この方法ですと汚物を排水するために必要な水量が確保することができず、結果的に詰まりを引き起こしてしまう要因になってしまいます。水量が少なかったり便器から排水溝までの流れが悪かったりすると詰まりを引き起こしやすくなってしまいます。
●便器の水位が通常とと異なる
便器内の水が、通常より少ない様子をみかけたことがある方もいるかもしれませんが便器内の水量がいつもと違う場合もトイレの詰まりが疑われます。
排水経路上で何らかのトラブルが発生していて詰まりかけたりしていると便器の水位が下がったり、水が溜まりすぎたりすることもあるのです。
●便器の奥から異音がする
水の流れや水位の変化だけでなく、便器の音からも詰まりの症状が発生しているかを判別することもできます。便器の排水口から、通常と異なる異音がする場合には注意が必要となります。その異音が詰まりの前兆かもしれないからです。詰まっている物が流れようとしているのに流れていかない場合には、異音がするケースがあります。固形物が排水経路上で詰まっているとなかなか流れません。無理に流そうとすると逆流したりする可能性があるのです。この場合には、何が詰まっているのかを特定することです。排水中に何かを落とした覚えがなくても、気付かないうちにポケットに入っていた物が落ちてしまったり、家族や子どもが何かを落としたりしている可能性も排除できません。詰まっている物によって対応方法も異なってきますので何を落としたのかを突き止めてから対処する必要があります。
トイレの水捌けが悪くなる要因
トイレの水捌けが悪くなる要因には以下のようなものがあります。●詰まり
便器に詰まりがある場合、水がうまく流れずに水位が上がって水捌けが悪くなります。
●配管の詰まり
便器から下水管につながる配管が詰まっている場合、水がうまく流れずに水捌けが悪くなります。
●流路の曲がり角
トイレの下水管が曲がり角を作っている場合、水がうまく流れずに水捌けが悪くなります。
●便器の形状
便器の形状が悪い場合、水がうまく流れずに水捌けが悪くなります。
●水流量が少ない
水流量が少ない場合、水がうまく流れずに水捌けが悪くなります。
●配管の傾斜が不適切
配管の傾斜が不適切である場合、水がうまく流れずに水捌けが悪くなります。
●洗浄機能の故障
●便器の洗浄機能が故障している場合、水がうまく流れずに水捌けが悪くなることがあります。
水捌けをよくする簡易対策
トイレの水捌けをよくするためには、以下の簡易対策を試してみることができます：
１：プランジャーを使う: トイレの排水口にプランジャーを当てて、力強く押し込んだり引いたりすることで、排水口のつまりを解消することができます。適度な水圧をかけて数回繰り返してみてください。
２：熱湯を注ぐ: 沸騰したお湯をトイレの排水口に注ぎます。熱湯がつまりを溶かし、スムーズな水捌けを促すことができます。ただし、熱湯を注ぐ際には注意が必要です。熱湯がプラスチックや金属部分にダメージを与える可能性があるため、トイレボウルや排水口の素材に合わせた温度や量に調整しましょう。
３：排水口を清掃する: トイレブラシや排水用の専用ブラシを使用して、排水口やトイレボウルの内部をこすり洗いします。特に汚れや堆積物が溜まっている場合は、こまめな清掃が効果的です。
４：排水口のフタやネットを確認する: トイレの排水口にはフタやネットが設置されている場合があります。これらが汚れや異物で詰まっている場合は、取り外して清掃し、スムーズな水の流れを確保しましょう。
これらの簡易対策は、一時的なつまりや軽度な問題に対して効果的です。しかし、重度なつまりや構造上の問題がある場合には、専門の業者に依頼する必要があります。また、注意点として、トイレットペーパーや生理用品、排水に適さない物を適切に処理することも重要です。定期的なメンテナンスや予防策の実施も、トイレの水捌けを良好な状態に保つために役立ちます。
